インフルエンザワクチンについて

昨年は、新型インフルエンザの流行があり、予防接種や副反応についての報道が多くありました。今年予防接種はどのように受けたらよいのでしょうか。

インフルエンザウィルスは、毎年少しずつ性質が変わっています。インフルエンザワクチンは様々な情報を踏まえて流行するタイプを予測し、ウィルスの種類や組み合わせを検討したうえで作られます。今シーズンのインフルエンザワクチンには昨年に世界中で流行した新型インフルエンザウィルスのワクチン株も使用されています。

昨年度の新型インフルエンザワクチン接種事業では、新型インフルエンザにかかったときに重症になる可能性が高い方などが優先的にワクチンをうつことになっていましたが、今年度は、希望者はどなたでもワクチンをうつことができます。

今年度のインフルエンザワクチンには以下の2種類があります。

  1. 新型インフルエンザ(A/H1N1)と季節性インフルエンザ(A/H3N2とB型)の3つに効果があるワクチン(3価ワクチン)
  2. 新型インフルエンザ(A/H1N1)だけに効果があるワクチン(1価ワクチン)

65歳以上の方は、新型インフルエンザだけでなく季節性インフルエンザにかかったときにも重症になる可能性が高いため、季節性インフルエンザと新型インフルエンザの両方が含まれている方の接種をおすすめします。

インフルエンザワクチンは、ふ化鶏卵を使用してつくられています。高度に精製されていますが、ごく微量の鶏卵成分が含まれていますので、卵アレルギーの方は接種時、先生にご相談ください。

今年度のインフルエンザワクチン接種事業について、詳しくは以下の厚生労働省のページをご覧ください。

「新型インフルエンザ接種事業(平成22年度)のお知らせ」